インコタームズは1936年以降定められたものですが、改正を重ね、現在最新版として施行されているものは『インコタームズ2000』です。
別の記事では、インコタームズの基本について簡単にお話させてもらいましたね。
リンク:インコタームズ(INCOTERMS)とは?
そちらでは、全13種類の貿易条件があり4つのグループに分けられる説明をしましたが、そのグループにはどの貿易条件が含まれるのか(アルファベット3文字)?またそれが基本的にどのような貿易条件なのか?をまとめてみます。

by ttarasiuk
1. Eグループ(出荷)
- EXW (Ex Works)出荷工場渡し条件
売主は売主の敷地(工場)で買主に商品を移転し、それ以降の運賃/保険料/リスクの一切は買主が負担します。
買主が輸出通関を行います。
2. Fグループ(主要輸送費抜き)
- FAS (Free Alongside Ship)船側渡し条件
売主は積み地の港で本船の横に荷物を着けるまでの費用を負担し、それ以降の費用及びリスクは買主が負担します。(売主は船にまで積み込む必要はない)
- FOB (Free On Board)本船甲板渡し条件
売主は積み地の港で本船に荷物を積み込むまでの費用を負担し、それ以降の費用及びリスクは買主が負担します。
- FCA (Free Carrier)運送人渡し条件
売主は指定された場所(積み地のコンテナ・ヤード等)で商品を運送人に渡すまでの一切の費用とリスクを負担し、それ以降の運賃、保険料、リスクは買主が負担します。
3. Cグループ(主要輸送費込み)
- CFR (C&F Cost and Freight)運賃込み条件
売主は積み地の港で本船に荷物を積み込むまでの費用及び海上運賃を負担し、それ以降の保険料及びリスクは買主が負担します。(1990年のインコタームズ改正まではC&Fと呼ばれており、現在でもC&Fと呼ばれることがあります)
- CPT (Carriage Paid To)輸送費込み条件
売主は指定された場所(積み地のコンテナ・ヤード等)で商品を運送人に渡すまでのリスクと海上運賃を負担し、それ以降のコストとリスクは買主が負担します。
- CIF (Cost, Insurance and Freight)運賃・保険料込み条件
売主は、積み地の港で本船に荷物を積み込むまでの費用、海上運賃及び保険料を負担し、それ以降のリスクは買主が負担します。
- CIP (Carriage and Insurance Paid To)輸送費込み条件
売主は指定された場所(積み地のコンテナ・ヤード等)で商品を運送人に渡すまでのリスクと海上運賃、保険料を負担し、荷揚げ地からのコストとリスクは買主が負担します。
4. Dグループ(到着)
- DES (Delivered Ex Ship)仕向港着船渡し条件
売主は仕向港までの費用、海上運賃、保険料及びリスクを負担します。仕向港に着船した時点で所有権は買主に移転し、それ以降の費用(関税を含む)は買主が負担します。
- DEQ (Delivered Ex Quay)仕向港埠頭渡し条件
売主は仕向港までの費用、海上運賃、保険料及びリスクを負担します。仕向港で荷卸した時点で所有権は買主に移転し、それ以降の費用(関税を含む)は買主が負担します。
- DAF (Delivered At Frontier)国境持ち込み渡し条件
売主は、指定された国境で商品を運送人に渡すまでのリスクとコストを負担する。陸上に国境がない日本では行われない条件のことです。
- DDU (Delivered Duty Unpaid)仕向地持ち込み渡し・関税抜き条件
売主は指定された目的地まで商品を送り届けるまでのすべてのコストとリスクを負担しますが、輸入関税については買主が負担します。
- DDP (Delivered Duty Paid)仕向地持ち込み渡し・関税込み条件
売主は指定された目的地まで商品を送り届けるまでのすべてのコスト(輸入関税を含む)とリスクを負担します。
今回は、インコタームズ2000における13種類の条件を一度に取り上げてみました。
インコタームズの理解するのに必要なポイントを今度お話することにします。
これからもワートレでは様々な情報をお届けしていきます。どうぞご期待ください。




















