こんにちは。ワートレ!です。

別の記事『海上コンテナの種類について』では、コンテナ船の歴史から海上コンテナの種類についてお話しさせてもらいましたね。

コンテナには様々種類があるのですが、あなたはどんな種類のコンテナが1番多く使用されているか知っていますか?

温度調節などが要らない一般貨物の輸送を目的としており、最も一般的なコンテナです・・・。
使用率はなんと!海上輸送される全貨物の約85%に使用されています。

もうわかりましたでしょうか?

・・・・・・正解は、『ドライ・コンテナ』です。

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こんにちは。ワートレです!

コンテナ化が始まった当時、『コンテナは既製服である』などと言われたことがありました。

あらかじめ定められたサイズの服(コンテナ)に、多少窮屈であったとしても身体(貨物)を押し込めなければならないといった状況だったんですね。
中には明らかに服(コンテナ)に入らない身体(貨物)もたくさんあったわけです。

例えば、コンテナの最大積載荷重を超えている貨物や、長すぎて1本のコンテナに入りきらない貨物ですね。
これらは在来船に積まれていました。
ですが、ほとんどの航路がコンテナ化された現在では、貨物の形状、性質、用途に合わせて様々な種類の特殊コンテナが開発されるようになりました。

重量物、長尺貨物、冷凍/冷蔵貨物なども、コンテナ輸送が可能になったわけです。

今回はその特殊コンテナの一つ、フラット・ラック・コンテナ(Flat Rack Container)についての解説です。
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現在、国際貿易における海上輸送は、コンテナで運ぶのが一般的ですよね。

今や定着しきっている海上コンテナ輸送ですが、歴史は意外に浅く、ほんの50年ほど前に始まったものだということをご存知でしたか?

コンテナ船が開発される以前の海上輸送は『在来船』が主役でした。

在来船とは船自体が貨物室といったイメージです。
例えば、『コンテナ船』は同じ形状のコンテナだけを輸送しますが、それに対して『在来船』は様々な形状・重量の貨物を輸送出来ると言う特長があります。

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別の記事では、実重量と容積重量について説明しました。

輸送運賃を算出する時には、実際の重量である『Actual Weight:アクチュアルウェイト』と容積重量である『Volume Weight:ボリュームウェイト』が比較されて、どちらか大きい方が請求されるべき重量と見做されます。

この請求可能な重量が『Chargeable Weight(チャージャブルウェイト)』と呼ばれる訳です。

「・・・でも、そうは言っても実際は何が何だか。」

この様な考え方がわかっていても、いきなり実務では戸惑う事が多くありますよね。

そこで今回は、練習の為に具体的な例で一緒に計算してみたいと思います。

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『サーチャージ(Surcharge)』って、最近では旅行会社のCMでも出てきますよね。
サーチャージとは、簡単に言えば割増料金の事。

社会的情勢によって価格が大幅に上下するものは、基本料金とは別建てで、このサーチャージ制を利用して請求する事が多いのです。

軽く騙されている様な気もしてしまいますが、例えば原油だとか為替だとか、ジェットコースターの様に目まぐるしく変動する幅を吸収するのは確かに難しいでしょうから、むしろサーチャージ性は最も合理的なのかもしれません。

Corkscrew Roller Coaster
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貿易実務 見積もり書 あなたはちゃんと読めていますか?

貿易実務では、フォワーダー(乙仲)さんとのやり取りの中で海上運賃の独特な用語に出会うことが多くあります。
請求書やお見積もりをもらう際に、今までに目にしたことの無い用語がたくさんあり、戸惑っていませんか?
特に、経理で請求書の内容チェックをされる場合や、誰か人に説明しなければならない場面に遭遇した場合、かなり困っちゃいますよね。

今回は海上運賃で使用される用語の中から『BAF』や『CAF』をご説明しましょう。

海上運賃は基本的に、ベースレート(基本料金)に、BAF、CAFなどのサーチャージがプラスされて構成されています。
そのほかのサーチャージとしては、セキュリティー費用、運河航行(スエズやパナマ)する際の費用、貨物量が激増する季節に課せられるピーク・シーズン割増費用・・・などなどがあります。

見積もり書や請求書の記載表現も、会社によって変わります。
例えば、こんなパターンがありますね。

  • ①サーチャージをすべて一括にまとめて【海上運賃はオールインで350ドル】
  • ②サーチャージを別々に、【海上運賃はベースレートが300ドル、BAFが30ドル、CAFが20ドル】

①の一括まとめならば、難しいことは無いのですが、②のように別々に項目を設けられている場合のBAF、CAFは曲者です。

どんなチャージなのか説明しなくてはいけなくなってしまったときのために、要メモですよ!!!!

  • BAF(Bunker Adjustment Factor)訳:燃料費調整係数

燃料費の高騰があった場合に海上運賃に付けられる付加料金のことです。
航空便の場合は『Fuel Surcharge』といったほうが一般的ですね。
さらに航路によって異なる名称が使われることがあります。
出会ったことがない言葉でも、BAFと同意なので戸惑うことはありません!

【同意の名称をもつ用語】
BS (Bunker Surcharge)
EBS (Emergency Bunker Surcharge)
EFAF (Emergency Fuel Adjustment Factor)
FAF (Fuel Adjustment Factor)                   など

一般的には、コンテナ単位/トン単位 で価格が決められています。

  • CAF(Currency Adjustment Factor) 訳:通貨変動調整係数

海上運賃は基本的にUSドル建が多いので、近年の円高/ドル安傾向に対する船会社の損(為替差損益)を補うための割増料金をいいます。
こちらも航路によって異なる名称が使われることがあります。

【同意の名称をもつ用語】
CS (Currency Surcharge)
YAS (Yen Application Surcharge)                 など

一般的には、基本運賃(ベースレート)の何% で価格が決められています。

こういった略称にたくさん出会ってしまうのが貿易実務です。
すぐには身につきませんし、貿易初心者としては、勘弁してくれ!といいたくなってしまいますよね。

ワートレ!では、貿易実務に関する情報をわかりやすくお伝えしていきます。
今後もご期待ください。

唐突な質問ですが、あなたは『上屋』 って読めますか?

その道の人間しか触れる機会の無い言葉ってありますよね。
世の中には様々な専門業界があり、その中には更に様々な専門用語がある訳です。

これは所謂、貿易業界での専門用語なのです・・・。

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国際輸送で何と言っても速いのは航空輸送です。
しかしながら、貨物にも因るのですが航空便は速い分高いと言うのが実情です。

逆に海上輸送は安いけれど時間がかかるのが難点ですよね・・・。

でも待ってください!どちらか一方だけを選ぶ必要は無いのです。

どうせなら良い所取りをしたらいかがですか?
国際複合輸送で。

(さらに…)

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