ABTCはAPECを駆ける貿易マン必須??

海外出張って前後が色々と忙しくなりますから、その移動自体は少しでも楽にできると良いですよね。

APEC内だけとなりますが、どうやらABTCと言うカードを持っていれば楽になりそうだと言う話を聞きましたので、ちょっとこちらで考察を繰り広げてみたいと思います。

まずはAPEC内に出張しますか?

改めてAPECとはAsia Pacific Economic Cooperationの略で、アジア太平洋経済協力と言う和訳からもわかる様に、アジア太平洋地域の下記の21の国と地域(エコノミー)が参加する経済協力の枠組みの事となります。

オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾、タイ、米国、ベトナム

しかしながらABTC制度は下記19カ国でしか使えない様です。

オーストラリア、ブルネイ、チリ、中国、ホンコン・チャイナ(香港)、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ(台湾)、タイ及びベトナム)

むむっ…カナダと米国では使えないのですね!

しかしながらこれら19カ国に頻繁に出張する人には良いのかもしれません。
中国は入っていますから、結構使える人は多いのではないでしょうか?

それではABTCとは?

外務省のこちらのページでは、ABTCをこの様に説明しています。
APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)とは、APEC域内を頻繁に出張するビジネス関係者の移動を円滑にするために、制度参加国・地域の政府が自国・地域のビジネス関係者に外務省が発行する特別なカードです。
…なるほど。

肝心のABTCを持つメリットは?

外務省のこちらのページでは、ABTCを持つメリットをこの様に説明しています。

  • ABTCの有効期間内(通常5年間。ただし、旅券の有効期限満了又は旅券更新により、ABTCも失効する)であれば何回でも、ABTCの裏面に記載されたABTC制度参加国・地域において、旅券及びABTCのみ(つまり査証なし)で入国審査を受けることができます。
  • 入国審査の際にABTC制度参加国・地域が主要な国際空港に設置したABTC専用レーン(入国審査ブース)を利用することができ、円滑な審査が受けられます。なお、中国、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ(台湾)等については、事前承認を受けていないと(ABTC裏面に記載がないと)ABTC専用レーンの使用ができません。

なるほどなるほど、ビザ(査証)が不要になると言うのが本質的なメリットで、付随的にはABTC専用レーンが使える様になる…少し楽になって特別感が醸し出され格好良いと言う事か!(事前承認が必要と考えると楽なんだかはわからないけれども…。)

そもそもビザ(査証)が必要な海外出張とは?

よく考えると、今までビザが必要な海外出張は行った事が無いけれども…どんな時に必要になるのだろうか?

  • 短期滞在であること(アメリカ:90日以内、中国:30日以内など)
  • ビジネス目的であること(商談、会議、展示会など)
  • 報酬や収入を滞在国内で得ないこと

なるほどx3、余程のガッチリ長期海外出張でない限り、ビザと言うのはそもそも不要なのか…。

ABTCを持つデメリットは?

少しでもメリットがあるのであれば、そしてデメリットがあまりなければGo!…と行きたいところですが、これが結構微妙なのですよね…。

  • 交付手数料13,100円にプラスして写真代等々で総額1万5千円程度
    →この費用は大した事無いかも
  • 必要な申請書類を作成し、外務省経済局まで郵送する必要がある
    →この書類作成がかなり大変そう!
  • ABTCが発給には関連19カ国の承認が必要なので早くて3ヶ月、半年くらいは待たされてしまうかも
    →むむむっ!!

ビジネス以外には使用できず、有効期限5年毎に再申請が必要と考えると…ポキっ(心が折れた音)。

ABTCを持つべき人は?(結論)

どの様な貿易マンを想定しているのでしょうか?
そしてその様な貿易マンは果たしてどれくらいいるものなのでしょうか?

…普通の貿易マンであれば、実務的にはまず不要と言うのが結論になりますね、ABTCは。
(とは言っても、何となく欲しい気持ちが止まりませんが…。)

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