各国の商工会議所が自国の小展示会を行うと言うのも、実は結構ありますが、こちらでは別の方法を提案したいと思います。
最近では国内の展示会でも、大きいものになれば必ず海外からの出展者も参加しています。
だから海外メーカーと出会いたければ、国内の展示会に行くだけでも十分なのです!
しかしながら幾つかのポイントを知らなければ意外に不快な思いばかりが募ってしまうもの・・・。
そこで、ここではその傾向と対策ポイントについて説明をしたいと思います。
ある程度の規模の展示会であればインターネット上にその展示会のサイトがあり、事前にも海外からの出展社や、ブースレイアウトなどを見る事が出来ます。
海外からの展示者が多ければ、区画整理がされて『Taiwan Pavilion』、『Oceania Booth』だとか、『European Countries』だとかで、カントリーエリアを中心にブースレイアウトがされるのが普通です。
勿論、展示会ですからあるテーマに基づいた出展社しかいない訳ですが、なかなかお目当ての商材を見つけるのは簡単ではありません。
エリア毎にブースレイアウトがされてしまうと、商品分類毎では無いので該当する海外メーカーを芋蔓式に見つけ出す事は皆無なのです。
でも、どうせそんなには多くないので、ここは宝探し的な気分で根気強く端から端まで歩いて見ましょう。
そうすれば予期しない良い出会いに巡り会えるかもしれませんし。
たまにですが、不思議な事に現地の母国語だけしか喋れない人だけのブースがあったりします・・・。(中国本土からの出展者はこの傾向があります)
共通語として使われる英語も喋れず、中国語だけで、日本語も喋れない。
そんな時は潔く、カタログだけをもらって諦めましょう。(そう言う所に限ってカタログも無いものですが・・・。)
まあ、商品が面白そうでも、いずれにせよ今後のコミュニケーションが不安ですので、やっぱりそう言う海外メーカーは諦めた方が良いでしょう。
あと高いお金を払って日本まで来ているのに、なぜかやる気が無いと言うか、とても無愛想でお喋りばかりしている海外メーカー。
これも後で嫌な思いをする可能性が高いので、潔く諦めた方が効率的でしょう。(商材もそうかもしれませんが、やっぱ会社は人材ですよ!)
中華圏の展示社は、昼付近はブースでお弁当をよく食べていますが、基本的には普通に話しかけても大丈夫です。(特に休憩中と言う訳でも無く、効率的に過ごす習慣がある様です)
…まとめていきます!
一つ目のポイント!
中には展示が上手くないけれども、面白い商品を持っている海外メーカーが結構あったりします。
だからカタログがもらえるのであれば必ずもらい、その場で素早く眼を通し、その展示社の可能性を自分なりに推理する癖をつけましょう。
そして特定の商材を探しているのであれば、『匂いを頼り』に片っ端から必ず諦めずに聞いてみましょう。
ここで二つ目のポイント!
「×××をやってますか?」と聞いたら、「それもやっています。
実はあれもこれもやっています。」と答えてしまうのが営業としての性なのかもしれません。
海外まで来たのだから、どうにかして引き合いを持って帰りたいと言う営業のアグレッシブさはわかるのですが、この様な回答を常にあなた自身が冷静に見極めなければなりません。
最後に三つ目の重要なポイント!
「後でメールします。」だとか、「戻り次第サンプルを送ります。」と言う常套文句には、くれぐれも気をつけて下さい。
出展者は海外出張で仕事以外にも多数の情報を混在したまま持って帰るのですから、あなたがキッチリと覚えておかなければ、お互い綺麗サッパリ忘れてしまい、折角のビジネスチャンスを不意にしてしまう・・・と言う事が私は結構ありましたので。