コンテナ化が始まった当時、『コンテナは既製服である』などと言われたことがありました。
あらかじめ定められたサイズの服(コンテナ)に、多少窮屈であったとしても身体(貨物)を押し込めなければならないといった状況だったんですね。
中には明らかに服(コンテナ)に入らない身体(貨物)もたくさんあったわけです。
例えば、コンテナの最大積載荷重を超えている貨物や、長すぎて1本のコンテナに入りきらない貨物ですね。
これらは在来船に積まれていました。
ですが、ほとんどの航路がコンテナ化された現在では、貨物の形状、性質、用途に合わせて様々な種類の特殊コンテナが開発されるようになりました。
重量物、長尺貨物、冷凍/冷蔵貨物なども、コンテナ輸送が可能になったわけです。
今回はその特殊コンテナの一つ、フラット・ラック・コンテナ(Flat Rack Container)についての解説です。
あらかじめ定められたサイズの服(コンテナ)に、多少窮屈であったとしても身体(貨物)を押し込めなければならないといった状況だったんですね。
中には明らかに服(コンテナ)に入らない身体(貨物)もたくさんあったわけです。
例えば、コンテナの最大積載荷重を超えている貨物や、長すぎて1本のコンテナに入りきらない貨物ですね。
これらは在来船に積まれていました。
ですが、ほとんどの航路がコンテナ化された現在では、貨物の形状、性質、用途に合わせて様々な種類の特殊コンテナが開発されるようになりました。
重量物、長尺貨物、冷凍/冷蔵貨物なども、コンテナ輸送が可能になったわけです。
今回はその特殊コンテナの一つ、フラット・ラック・コンテナ(Flat Rack Container)についての解説です。
フラット・ラック・コンテナ (Flat Rack Container)
このコンテナは画像を見てもらうと分かりますが、屋根(天井部分)、左右の壁、扉がありません。
その為、『無蓋(ムガイ)コンテナ』とも呼ばれています。
こういった形状なので、コンテナから高さや幅がはみ出してしまう貨物(オーバーハイ/オーバーワイドとも言われます)をコンテナで運ぶことができます。
コンテナの大きさにとらわれない大きな貨物を積載できるため、大型機械や木材などに重宝されています。
このフラット・ラック・コンテナは重量貨物用として使用されることが多いため、床の高さが20フィートコンテナで30センチ、40フィートコンテナで60センチ厚く作られ、強度が高められています。
通常、海損防止のために船倉内に船積みされるのですが、その場合、上部空間にブロークンスペース(物理的に貨物が詰めない無駄なスペース)が発生するため、海上運賃が高く設定されており、物流コストを考える場合には注意してください。
また、貨物をコンテナにしっかりと固定することも重要な要素です。
ここで必要なのが梱包業者選びですね!
貨物がしっかりと固定されていない場合は本船への積込みを拒否される場合があるのです。
万が一貨物が外れてしまった場合、その貨物だけでなく船自体や他の貨物にもダメージが起こったり、本船スケジュールにも支障をきたすからです。再度梱包をし直す場合は、費用負担もかさみますので、熟練された梱包経験のある業者を慎重に選ぶことが大切なのです。